中高年の故障やモヤモヤを和らげる
お邪魔しま〜す。 《太極拳》
ある日の午前11時、ここ松山市中央公園の「坊っちゃんスタジアム」1階にあるスポーツフロアを尋ねてみました。
目的は、松山市体育協会のスポーツリーダーバンク制度を利用して行っている《太極拳》教室の取材、10時から始まっていた教室は、まもなく休憩タイムに入ろうとしている時、写真を撮るために少し長くやっていただきました。
▲ 教室風景 なかなか様になってますね〜
黒のウェアは指導されている青野ヤヱ子さんと、ただ一人の男性の水口義寛さん。
生徒さんは女性ばかりで10人ほど。ゆったりとした動きの中で、静かに時間が流れます。時折青野さんの指導の声。
体の正面の動きに合わせ、青野さんの位置も西に東に北にと、常に生徒さんの視線に入るよう親切に変化します。
そして休憩。
Q)お邪魔しま〜す。
青野さん太極拳のご経験とこの教室のお話をご紹介していただきますか?
▲ インストラクター 青野ヤヱ子さん
A)夫が転勤族で、高松から松山に帰ってから始めましたから、足かけは長いのですが、本格的にはかれこれ7年になりますかね〜。
この教室はもう早いもので4年になります。月に1回の教室ですから、通われている方は一生懸命で凄いと思います。
正確に言えば35日に1回の教室で、1年で10回のお稽古なのです。そのような決まりで、それ以上の回数はできないようですね。(体育協会の方は大きく頷いていました)
だから次に来た時は、もう前のを忘れているんです。(笑)だから年中初心者なの!(笑)
前向いていっていないんですよ!だから、皆さん良く頑張って通っていらっしゃいますよ。
この教室の特徴はともかく楽しくやることですね。
皆さんも、初めてここで出会った方々が多いし、嬉しいおつきあいが始まっているのではないでしょうか。
Q)
青野さんの側でウンウンと頷いているのは、生徒さんのリーダー役の宇都宮さん。お話を伺いました。
始められたきっかけは?
▲ リーダー 宇都宮さん
A)私は肩こりとか足腰弱くて、骨の方に異常があったりとかしますので、ちょっと下半身鍛えようかな〜と思って始めたのです。特に太極拳は職場でやっておりましたので、馴染みがあったものですから引き続いて挑戦しています。
Q)キャリアはどのくらいですか?
A)もう4〜5年くらいになるかしら。その頃から振り返れば、 「足が浮いてた感じが、
きっちりと地面につくような気がしていますよ!」 「フラフラしていたのが安定したん
です」と。
▲ 初めての正岡さん
Q)正岡さんは今日初めての方でした。ご感想は?
A)最初はふらついていたんですが、今は体が軽くなりました。
ぜひ続けていこうと思います。
▲ 形になってきた 近藤さん
Q)この教室は5回目になると、近藤さん。やっぱりやって良かった?
A)勿論です。私は高齢者体操のエアロビを6年くらい、週2回今でもやっているのですが、
太極拳は又全然違う効果を体にも心にも与えてくれています。
今では、私も形になってきたかな〜と、無理のないゆっくりとした動きでしょう。
体も本当に軽くなりましたし・・・。
体のバランス感覚が驚くほど良くなったと、自信に満ちた笑顔で話していただきました。
これは受講されている皆さまがほぼ一致したお話でした。
▲ インストラクター 水口義寛さん
これを聞いてらしたもう一人のインストラクター水口義寛さんは、
穏やかでゆっくりとした口調で
「そう言えば太極拳の動作は、片足でバランスをはかる運動が多いのです。
専門用語では、床に着いている足を“実”、浮いている足を“虚”と呼んでいます。呼び方は他に“静”と“動”、“柔”と“剛”とも表現しますが、言うなれば太極拳は、その“虚”と“実”が交互に展開されていく混沌とした世界を指すのです」
と、太極拳の奥の深さの一端を教えていただきました。
Q)水口さん、太極拳の長続きのコツを教えてください?
▲ 体が軽い、地に足が、と絶賛の太極拳
A)元気な人が太極拳に関心を持つことは少ないし、恐らく長続きしないと思うんです。
僕もそうなんだけど、皆さん何らかの故障を持っているんですよ。結果的に、だから長続きができると言えます。
周りの皆さまもうんうんと頷かれていましたが、お一人だけ違った人がいました。
それは、インストラクターの青野さん。
Q)青野さんは「私は映画なの」ときっかけをお話くださいました。
▲ ありがとうございました
A)私は病気だとかではなくて、「映画」を見て、感動したのでやり始めたんです。
中国の人の太極拳シーンなのですが、その方から出てくるオーラを感じて、本当に私は癒されたのです。そのシーンは、病気を直していく一連の流れの中の、ほんのわずかな短いものでしたが、私はものすごく感動したのです。
その感動に動かされてもう一度太極拳をしたいと、改めて始めました。
と珍しい動機体験だったのです。それには、皆さん「へぇ〜」とすっかり聞き耳を立てていました。そして最後に皆さんで記念写真を撮りました。今後も頑張ってくださ〜い!
そして今日は楽しいお話をありがとうございました。
この《太極拳》教室は、年10回、参加料年間1000円(会場使用料などは別途)の、体育協会ならではの格安料金。運動も本当に中高年の方にピッタリな、無理のないゆっくりとした動きの中で、呼吸法と心身に重要なバランスが会得できます。
どうぞ、皆さまもトライしてはいかがでしょうか?お薦めですよ!
《太極拳》のご紹介
全日本太極拳協会愛媛県支部
松山市 太極拳協会
太極拳は、ゆっくり 柔らかく 静かに 動作を行います。
精神を集中させ 上下は相ともない、虚 実、をハッキリとさせ、円滑に速度は変わらず、均しく、動きの線はことごとく、弧形であり、切れめなく、雲や水の流れのように練功いたします。やがて、呼吸も整い、体内の諸器官の流れも良くなり、雑念もいつしか解消しており、身も心も軽くなり、ストレス時代にふさわしい健康法です。
心身の弱い方は健康に、健康な方はより健康になっていただける太極拳です。
制定太極拳
(固定制定)
伝統太極拳
(五大流派)
簡化太極拳
1956年(24式)
1、手法
2、眠方
3、身法
4、足法
5、結合法
(呼吸法)
八十八式太極拳
1957年
陳式
三十二式太極拳
1957年
太極推手
1957年
揚式
四十八式太極拳
1979年
孫式
呉式
武式
太極拳の得健
1、神経系統を目覚めさせる
2、心臓、血管、呼吸系等の改善
3、骨格、筋肉、関節の老化を防ぎます。
4、対内物質代謝による美容の効果
5、消化器系統の機能の改善
(資料提供:水口義寛さん)